ツイストペアケーブルとは?特長・用途・選定ポイントを詳しく解説

ツイストペアケーブル (Twisted Pair Cable) とは?
ツイストペアケーブルとは、2 本の導体 (芯線) を互いに撚り合わせて構成されるケーブルのことを指します。この撚り構造により、ケーブル内で発生する電磁干渉 (EMI) やクロストークを抑えることが可能となり、安定した高品質な信号伝送を実現します。
HELUKABEL は、産業用から一般的なオフィス用途まで幅広いツイストペアケーブルを取り揃えています。
ツイストペアケーブルの特長
ツイストペアケーブルには以下のような特長があります。
高いノイズ耐性
導体を撚ることにより電磁干渉を低減し、安定した通信品質を確保します。
経済的で使いやすい
導線が細く柔軟で、配線作業が容易です。また、経済性にも優れています。
用途に応じた多彩な種類
シールドなし (UTP) タイプとシールド付き (STP) タイプがあり、使用環境・用途に応じた使い分けが可能です。
ツイストペアケーブルの種類と用途例
① UTP ケーブル (Unshielded Twisted Pair)
シールドが施されていない一般的なツイストペアケーブルで、オフィスや住宅内の LAN 配線に広く使用されています。
用途例:
- 一般オフィスや家庭でのインターネット接続
- 電話配線 (Cat.3 など)
② STP ケーブル (Shielded Twisted Pair)
外部ノイズが多い工場や、通信品質を厳しく求められる環境で使用される、シールド加工されたケーブルです。
用途例:
- 工業用ネットワーク (産業イーサネット)
- 医療機関や精密機器の通信ケーブル
- データセンターやサーバールーム
HELUKABEL が提案するツイストペアケーブル選定ポイント
ツイストペアケーブルを選ぶ際のポイントは以下のとおりです。
1. 通信速度 (カテゴリ)
- 一般用途は Cat.5e (1Gbps) や Cat.6 (10Gbps) が適しています。
- 工業用途や高度な通信が求められる場合は Cat.7 の選択を推奨しています。
2. シールドの必要性
- 通信品質を重視する環境 (ノイズが多い場所) には STP ケーブルを推奨します。
- 一般オフィスや住宅など比較的ノイズが少ない環境では UTP ケーブルで十分な性能を保持しています。
3. ケーブル長の考慮
- カテゴリによって許容される最大伝送距離が異なるため、設置場所の条件に合わせたケーブル長を選定することが大切です。
HELUKABEL のツイストペアケーブルソリューション
HELUKABEL は、高品質なツイストペアケーブルを幅広く取り扱っています。お客様の用途や使用環境に応じて最適なケーブルを選定し、設計から施工まで全面的にサポートいたします。特殊な仕様やカスタマイズのご要望にも柔軟に対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
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