ドイツのクリスマスを味わうスイーツ&ドリンク
HELUKABEL GmbH は、ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州ヘミンゲンに本社を置く、ケーブル・電線・ケーブル付属品の国際的な大手メーカー&サプライヤーです。世界 43 カ国・ 76 拠点から、約 33,000 の製品をお届けし、産業・インフラ分野のお客様をサポートしています。
本記事では、ドイツの冬を象徴する クリスマスシーズンの定番スイーツとドリンク をご紹介します。ビジネスでドイツとつながるお客様にも、「季節の味」を通してドイツを少し身近に感じていただければ幸いです。
ドイツのクリスマスシーズンとは?
ドイツのクリスマスは、12 月 24 日の「聖夜」だけでなく、その前の 4 週間のアドベント(待降節) から始まります。街にはクリスマスマーケット(Weihnachtsmarkt)が立ち、イルミネーションの下で、温かい飲み物と甘いお菓子を片手に過ごす時間が冬の楽しみのひとつです。
典型的なクリスマスマーケットでは、
- レープクーヘン(Lebkuchen)
- シュトーレン(Stollen)
- マジパン(Marzipan)
- 焼きアーモンド(Gebrannte Mandeln)
などのスイーツに加え、
- グリューヴァイン(Glühwein ホットワイン)
- キンダープンシュ(Kinderpunsch ノンアルコールのホットパンチ)
- ホットチョコレート
といった温かいドリンクが定番です。
ドイツ定番クリスマススイーツ
1. レープクーヘン(Lebkuchen)
レープクーヘンは、はちみつ・スパイス・ナッツをたっぷり使ったドイツ伝統のスパイスクッキー。特にニュルンベルクの「ニュルンベルガー・レープクーヘン」が有名で、14 世紀頃から続くといわれる長い歴史を持っています。
特徴は、
- シナモン、クローブ、ナツメグ などの香り豊かなスパイス
- アーモンドやヘーゼルナッツなどのナッツ
- しっとり柔らかい食感
表面に砂糖のグレーズやチョコレートがかかったもの、ハート型でメッセージが書かれた「デコレーション・レープクーヘン」など、見た目もバラエティ豊かです。日本では輸入食品店やオンラインショップで、ニュルンベルクやドレスデンの名門ベーカリーのレープクーヘンが購入できることもあります。
2. シュペキュラティウス(Spekulatius)
シュペキュラティウスは、薄焼きでサクサクのスパイスビスケット。もともとはオランダ・ベルギー発祥ですが、現在はドイツのクリスマスでも欠かせない存在です。
- シナモン、カルダモン、クローブなどのスパイス
- 伝統的な木型で作る、風車や船、人物などの模様
- コーヒーや紅茶と相性抜群の軽い口当たり
スーパーのプライベートブランドから老舗菓子メーカーまで、多くのブランドがクリスマス前になると一斉に販売します。日本でも、秋〜冬にかけてドイツフェアなどで見かける機会が増えています。
3. シュトーレン(Stollen)
シュトーレンは、たっぷりのドライフルーツやナッツ、マジパン(アーモンドペースト)を練り込んだリッチなクリスマスブレッド。表面には粉砂糖が雪のようにかかっており、「幼子イエスをくるんだ産着」を象徴するといわれます。
特に有名なのが、ザクセン州ドレスデンの「ドレスナー・シュトレン」。伝統的な製法で作られたものだけが、特定の名称・保護を受けています。
ドイツでは、
- アドベントの初めにシュトーレンを購入
- 少しずつスライスして、クリスマス当日まで楽しむ
というスタイルが一般的です。味が日ごとに熟成していくのも楽しみのひとつです。
4. アドベントカレンダーとチョコレート
アドベントカレンダー(Adventskalender) は、12 月 1 日から 24 日まで毎日ひとつずつ小窓を開けていく、ドイツの子どもたちの大きな楽しみ。多くは小さなチョコレート入りで、最近ではお茶やコーヒー、コスメ、玩具などを詰めた大人向けカレンダーも人気です。
日本でも輸入スーパーやオンラインストアで、ドイツブランドのアドベントカレンダーが毎年多く販売されています。クリスマスまでのカウントダウンを、ご家族で楽しむのにぴったりです。
まだまだある!ドイツのクリスマス菓子
上記のほかにも、ドイツのクリスマスにはさまざまなスイーツが並びます。
- マジパン(Marzipan)アーモンドと砂糖を練り合わせた濃厚な味わい。果物や動物の形に成型したものも人気。
- ヴァニレキプフェル(Vanillekipferl)三日月型のバニラ風味クッキー。粉砂糖をまとった優しい味。
- 焼きアーモンド(Gebrannte Mandeln)砂糖をキャラメリゼした温かいアーモンド。マーケットの定番スナック。
どれも家庭のおやつとしてだけでなく、会社の差し入れや、取引先への季節のギフトとしてもよく利用されています。
体の芯から温まるドリンク
1. グリューヴァイン(Glühwein)
ドイツの冬の夜に欠かせないのが、グリューヴァイン(ホットワイン)。赤ワインにオレンジなどの柑橘と、シナモン・クローブ・スターアニスなどのスパイス、砂糖を加えて温めた飲み物です。
- クリスマスマーケットで、冷たい空気の中、湯気の立つカップを持って飲むのが定番スタイル
- 地域やお店ごとに、スパイスの配合・甘さ・アルコール度数が少しずつ異なる
- 白ワインを使った「ヴィン・ブラン(Weißer Glühwein)」や、ショットグラスのラム酒を入れたバリエーションも存在
日本では、赤ワインとスパイスミックスを使えば、ご家庭でも比較的簡単にグリューヴァインを再現できます。キッチンが一気に「クリスマスマーケットの香り」になるのも魅力です。
2. キンダープンシュとホットチョコレート
アルコールが飲めない方やお子さまには、
- キンダープンシュ(Kinderpunsch)果汁とスパイス、砂糖を合わせて温めたノンアルコールパンチ
- ホットチョコレート たっぷりのミルクとダークチョコレートを使った濃厚なココア
が人気です。クリスマスマーケットでも、グリューヴァインと並んで必ずといっていいほど見かける定番ドリンクです。
HELUKABEL は、ケーブル・電線を通じて、工場設備やインフラ、再生可能エネルギーなど、さまざまな現場に「エネルギーとデータの流れ」を提供する企業です。
ドイツのクリスマススイーツや温かいドリンクが、人と人との距離を近づけるように、私たち HELUKABEL も ドイツと日本のものづくりをつなぐ存在 でありたいと考えています。
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