ユーロパレット(EPAL)とは?—日本向け出荷でのメリット解説

image of JP article - HELU

なぜ HELUKABEL はユーロパレットを使うのか

HELUKABEL Germany は、欧州規格に準拠したユーロパレット(EPAL/EUR)を採用し、ドイツ本社ロジスティクスセンターから日本のお客様へ安定品質で出荷しています。ユーロパレットは国際的な共通規格修理・再利用の仕組みを備え、長距離輸送・多拠点間の保管に強みを発揮します。HELUKABEL の日本向け出荷でも、ISPM 15(IPPC)に適合した木材梱包で輸出対応しています。

ユーロパレット(EPAL)の基本仕様

  • サイズ(EPAL1 / EURパレットの代表仕様): 800 × 1,200 × 144 mm
  • 重量 : おおよそ 25 kg
  • 安全作業荷重(動荷重): 約 1,500 kg
  • 特長 : 4 方差し構造、規格刻印(EPAL/EUR)・ライセンス管理による品質担保
    これらは EPAL が定める標準仕様に基づきます。

補足 : HELUKABEL の倉庫では、数万点規模のパレット保管場所を備える自動化ロジスティクスを運用しており、ジャストインタイム配送を支えています。

日本向け出荷で重要な「IPPC / ISPM 15」適合

日本へ輸入される木製梱包材(パレット・木製ドラム等)には、ISPM 15 に基づく加熱処理(HT)または臭化メチル燻蒸IPPC マークの表示が求められます。HELUKABEL から日本向けに出荷される木製パレット/ドラムは、この要件に適合しています。

お客様にとってのメリット(日本市場視点)

  • 受入れリスクの低減 : ISPM 15 準拠で輸入検疫要件を満たし、通関時のトラブルを抑制。
  • 保管・ハンドリング効率 : 800×1,200mmの標準寸法は、欧州系ラック・フォークリフトとの相性が良く、再配達・再保管時も取り回しが容易。
  • 品質トレーサビリティ : EPAL 刻印やライセンス管理、修理ルールにより、再利用品でも一定品質が担保されます。近年は 2D コード(QR)による追跡の取り組みも進展。
  • サステナビリティ : 修理・再利用・リサイクルを前提とした循環型の仕組みにより、CO₂ 削減と資源循環に貢献。

HELUKABEL ドイツ・ヘミンゲン物流センターの体制

  • 欧州最大級の流通機能 : 在庫 33,000 点、完全自動化の搬送・小物倉庫、世界各拠点と接続。
  • 日本向けも迅速 : 日々の高頻度出荷と最適化された梱包フローで、長距離輸送でも品質を確保。
  • 現地要件への適合 : AEO 対応、IPPC/ISPM 15 準拠の木製梱包。

受け入れ時のチェックポイント(日本のお客様向け)

  • IPPC マーク(ISPM 15)が 2 面以上に明瞭に表示されているか。
  • EPAL/EUR等の規格刻印が読み取れるか。
  • 目視での破損・腐朽・過度の汚れがないか。
  • パレットの反り・著しい割れがないか(ラック載せ・フォークリフト差込時の安全性確保)。

よくある質問(FAQ)

Q1. 規格サイズは?
A. 代表的な EPAL1 は 800×1,200×144mm です。重量は概ね25kg

Q2. どのくらいの荷重に耐えますか?
A. 安全作業荷重は約 1,500kg が目安です(使用条件に依存)。

Q3. 修理されたパレットでも安全ですか?
A. EPAL のライセンス規定に従い、認可修理業者が規格部材で修理したもののみ流通します。

Q4. 日本の検疫要件は?
A. ISPM 15 準拠(加熱処理・燻蒸+IPPC マーク)で、適合品は輸入検疫の要件を満たします。

まとめ : ユーロパレット × HELUKABEL で、安心・効率・持続可能性を両立

規格化されたサイズ・強度・トレーサビリティと、ISPM 15 適合による国際対応力は、HELUKABEL の日本向け出荷を強力に支えています。受け入れ現場にとっても、保管効率・安全性・環境配慮の点でメリットが大きく、サプライチェーン全体の最適化につながります。詳しくは当社サイトの関連ページをご参照ください。

  • ユーロパレット
  • EPAL
  • EURパレット
  • 800×1200mm
  • 1,500kg
  • IPPC
  • ISPM 15
  • 木製パレット
  • 輸出梱包
  • 日本向け出荷
  • HELUKABEL
  • ヘミンゲン物流センター
  • 受入検査
  • トレーサビリティ
  • サステナブル物流
バック